「合併しない宣言」を出すなど自立した町づくりを進めた福島県矢祭町の元町長・根本良一さんが、5月21日入院先の病院で亡くなった。86歳だった。

町などによると、矢祭町の元町長・根本良一さんは21日、入院していた病院で亡くなったということだ。
1983年に町長に初当選し、6期24年にわたって町のかじ取りをしてきた根本さんは、2001年、国が進める市町村合併に対し、メリットはないと「合併しない宣言」。
2003年に一時引退を決めたときには、町民が撤回を求めて町長室に詰めかけ、涙で続投を表明するなど強いリーダーシップを発揮してきた。

葬儀は5月26日に矢祭町内で営まれる。