福島県内で2023年に熱中症により休業を余儀なくされた人は前の年の1.8倍にのぼることがわかった。

福島労働局によると、2023年1年間で「熱中症により4日以上の休業を余儀なくされた人」は25人で、前の年の1.8倍に上った。
「工事作業中にめまいがしたので、休んでいたら意識を失った」「暑い中、熱を使った加工作業を行っていて、吐き気に襲われた」など亡くなった人はいなかったものの、回復まで時間がかかるケースもあった。

福島労働局は、5月から職場の熱中症予防に重点的に取り組むキャンペーンを行っていて、事業者に対し気温や湿度を考慮した「暑さ指数」の把握や、適切な休憩を取り入れることなどを呼びかけている。