門脇が4打数4安打を記録、高い守備力も健在

 巨人の門脇誠内野手が、攻守に絶好調だ。17日の試合を終えて打率はリーグ2位の.344をマーク。ファンからも「神すぎないか」「やっぱり本物」との声があがった。守備でも球界トップの数値を叩き出しており、巨人の新たな中心選手として存在感を見せている。

 17日の阪神戦(甲子園)では「3番・遊撃」で出場して4打数4安打の大暴れ。打率はリーグトップの岡本和真内野手に次いで2位となっている。1年目は打率.263でシーズンを終えていたが、今季はここまで好調を維持している。

 そして、最大の武器である守備力も健在だ。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると、守備全般の貢献度を表す「UZR」(遊撃手)は、「3.1」で12球団トップとなっている。

 昨年は全ポジションを合わせたUZRでは、12球団でトップの「16.2」を記録。遊撃の他にも二塁、三塁でも多く出場したこともあって、ゴールデン・グラブ賞とは縁がなかったが、今季は開幕から遊撃手として出場しており、このままプレーを続ければ戴冠の最有力候補だ。

 2022年のドラフト4位で入団し、すでに巨人に欠かせない存在になっている。ネット上では「ドラ4がこの成績ってまじで強すぎる」「門脇4安打はえぐいて」「素晴らしい」「門脇が2年目のジンクス感じさせない打撃成績で満足」と、活躍に大興奮のコメントが並んだ。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。