エ軍はミゲル・サノの10日間IL入りを発表した

 エンゼルスの“負の連鎖”が止まらない。球団が2日(日本時間3日)、左膝の炎症でミゲル・サノ内野手を10日間の負傷者リスト(IL)に入れたと発表した。エンゼルスではアンソニー・レンドン内野手、マイク・トラウト外野手が立て続けに離脱しており、相次ぐ故障者にファンも「毎年IL祭り」などと呆れている。

 球団によればサノは左膝のMRI検査を行った結果、炎症しか診断されなかったが、即座に回復しなかったためIL入りした。4月28日(日本時間29日)に遡ってのIL入りで、復帰は5月中の予定という。

 サノはマイナー時代から将来の本塁打王と評価され、2017年には球宴に選出、2019年と2021年には30本塁打以上をマークした。昨シーズンまでのメジャー通算8年、694試合で162本塁打を記録した。一方で、通算三振率36.4%と確実性に欠け、守備・走塁での貢献度も限られた上に、2021年には左膝半月板断裂の大怪我。同年オフにFAとなり、昨季は無所属に終わった。今季はここまで21試合に出場し、打率.262、1本塁打5打点だった。

 エンゼルスは前日にはリーグトップタイとなる10本塁打を放っていたトラウトが10日IL、4月21日(同22日)にはレンドンが10日間ILに。MLB公式によればエンゼルスには10日間ILが5人、60日間ILが5人だという。

 チームの“惨状”に地元ファンは「毎年IL祭り」「メディカルスタッフ全員を解雇せよ」「MLBのなかで最も機能していない球団」「野戦病院」と呆れており、日本のファン「ほんと終わってるよこのチーム」「負傷者止まらんなー」「サノちゃんもILなの」「大谷移籍後もエンゼルスは呪われとるな」「やっぱりサノさんしばらく休みか」とコメントとしていた。(Full-Count編集部)