山本由伸のデビュー戦を除いた6試合の防御率は「1.64」

■ドジャース 8ー0 Dバックス(日本時間2日・フェニックス)

 ドジャース・山本由伸投手が1日(日本時間2日)の敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、6回5安打無失点、5奪三振で3勝目を挙げた。初回5失点KOだった3月21日のホロ苦デビューから登板ごとに内容がよくなっていることに、米メディアは「ヤマモトは本物だ」と評価をあげている。

 山本はメジャーデビューとなった3月21日の韓国・ソウルでの初登板は初回に4安打を浴び、5失点を喫しKOされた。屈辱の防御率45.00から、直近では3試合連続でクオリティスタート(QS)を記録するなど、同2.91まで改善した。

 地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のドジャース番ビル・プランケット記者はX(旧ツイッター)に「ヨシノブ・ヤマモトのドジャースでの初先発登板は忘れてしまっていいものであった。その分を忘れ去っていいのなら、ソウルでの登板を無くした6先発登板で彼の防御率は1.64、WHIP0.97となるだろう。」と投稿した。

「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン記者も韓国での投球を除いた成績を紹介。その上で「その後の6先発は、彼は33回を投げ、6失点、防御率1.64に抑えている。ヤマモトは本物だ。彼のことをハズレだと思っていた人は信じられない」と綴った。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者も「韓国でのメジャーデビュー戦で彼が1回に5失点したことは忘れよう。ヤマモトの防御率は1.64だ」と記した。

 山本が自らの投球で信頼を取り戻し、米メディアからも一目置かれる存在となっていた。(Full-Count編集部)