史上89人目、101度目…「伝統の一戦」で巨人投手が達成したのは87年ぶり

■巨人 1ー0 阪神(24日・甲子園)

 巨人の戸郷翔征投手が24日、甲子園球場で行われた阪神戦でノーヒットノーランを達成した。首位の阪神相手に快投を見せ、史上89人目、101度目の偉業を成し遂げた。

 首位阪神に対し、エースの投球を見せつけた。外野後方への当たりは打たれながらも、安打は許さなかった。3回には及川雅貴投手が放ったボテボテの投ゴロを戸郷が悪送球、5回には先頭の糸原健斗内野手の一塁への当たりを岡本和真内野手が弾いてしまい、カバーの戸郷と競争でセーフとなったが、記録は岡本和の失策となった。

 9回は先頭の木浪聖也内野手にこの日初となる四球を与え、犠打で1死二塁とされるも、近本光司外野手を一直、中野拓夢内野手からこの日5個目となる三振を奪って試合を締めた。

 9回123球を投げて、1四球5奪三振の内容だった。ノーヒットノーランを達成したのは昨年9月9日の山本由伸(オリックス)以来。球団では2018年の7月27日の山口俊以来、甲子園での達成1992年6月14の湯舟敏郎(阪神)以来となった。

 巨人の投手が阪神戦で達成したのは、プロ野球初となった1936年9月25日の沢村栄治、1937年5月1日の沢村に次いで3度目。甲子園での試合に限ると36年の沢村以来88年ぶり2人目となった。(Full-Count編集部)