2年ぶり先頭打者弾で自己最長タイ5戦連続打点、OPS1.006に

【MLB】ドジャース 5ー3 ロッキーズ(日本時間21日・デンバー)

 ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、敵地のロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、初回に21号先頭打者弾を放った。本塁打王争いではブレーブス・オズナを抜いてリーグ単独トップに躍り出た。3打数1安打1打点、2四球で打率.318、OPS1.006に。チームは5-3で逃げ切り勝ちした。

 乾いた快音が響く。初回先頭、左腕ブラックの真ん中シンカーをバットに乗せた。中堅フェンスをギリギリで越える21号ソロ。先頭打者弾は自身7本目で、エンゼルス時代の2022年5月22日(同23日)の本拠地・アスレチックス戦以来2年ぶりだ。5戦4発の量産態勢で、日米通算240号に到達。シーズン44発ペースだ。

 また、メジャー通算775安打に伸ばし、青木宣親(現ヤクルト)を抜いて日本人歴代3位に浮上した。5試合連続打点は自己最長タイだ。2回2死一、三塁は四球を選んで出塁。4回1死は空振り三振、6回無死一塁は中飛に打ち取られた。8回2死二塁では今季2個目の申告敬遠で勝負を避けられた。

 21日(同22日)から本拠地・エンゼルス2連戦を控える。試合前、デーブ・ロバーツ監督は「彼が気にしているのは今日の試合のことだと思っている。明日になれば、アナハイムで過ごした時間に感謝するだろうね。ファンにも感謝するだろう。そして、ドジャースの勝利に貢献したいと思っている」と思いやった。「もちろん楽しみ」という大谷が、いよいよ古巣との公式戦初対戦を迎える。(Full-Count編集部)