◇国内女子◇リゾートトラスト レディス 初日(23日)◇関西GC(兵庫)◇6545yd(パー72)◇曇り(観衆2689人)

前週「ブリヂストンレディス」で予選落ち。原英莉花は19日(日)、千葉にある師匠・尾崎将司の自宅“ジャンボ邸”に足を運んだ。

師匠から「振り抜きが悪いと言われました。『どっちのボールが打ちたいんだ?フェードで行け』って言われて。フェードで調整してきました」と振り返った。

今季10試合に出場して今大会前まで、ドライビングディスタンスは246.26yd(15位)でパーオン率は68.5185%(19位)。昨季の255.21yd(8位)で75.32%(3位)と比べると奮わない。ティショットの振り抜きの悪さが、ゴルフ全体に影響を与えていた。

「ドライバーはドローで打ちたかったが、どんどん悪い癖が出てくるので、今週はフェードで行こうと」。今週はフェアウェイが広く、グリーンも大きいが、この日のパーオン率は83%(15/18)。師匠のゲキが効いた。

静岡のグランディ浜名湖GCで開催された2019年大会でツアー初優勝を飾った。会場こそ違うが思い出の大会として当時を懐かしんだ。

「ここに来たときに初優勝はこんな気持ちだったなと。ショットが悪くても絶対に勝つ気持ち。やっぱりスコアメークすることよりも、勝負に来ていた感じは心の中で思い出していた」

この日は3連続を含む4バーディ、1ボギーの「69」でプレー。首位と2打差で滑り出した。

「ティショットがすごく安定していた。アイアンショットは縦距離もまずまずだったのかなと思います。もっとたくさんバーディ獲っていけるように、燃えられるようにがんばりたい」。2023年「日本女子オープン」以来となるツアー6勝目を目指す。(兵庫県三木市/玉木充)