◇国内男子◇〜全英への道〜ミズノオープン 2日目(24日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)◇晴れ時々曇り(観衆1299人)

終わってみれば通算5アンダー8位。幡地隆寛は47位から大きく順位を上げたが、1イーグル5バーディ、3ボギーの「68」は「まとまっている」とは言い難い。「流れって、本当に大事」。悪い流れを断ち切ったのは2番(パー5)のミスショットだった。

前半は「そういうときもあるよな…」と諦めたくなるほどうまく行かない。インスタート13番で10m超えから3パットをたたいてボギーを先行。18番(パー5)も2オンしながら3パットでチャンスを逃し、1番のボギーで通算イーブンパーに後退した。

バウンスバックを狙った2番(パー5)は2打目でグリーン近くまで運んだが、ボールはラフに沈んでいた。アプローチで「ショートロブを打とうとしたら、意外と地面が硬くて」とハーフトップ気味に当たりミスショット。想定より5yd先に落ちた球を見て「あ、もう東京に帰ろうかな…」と予選落ちを覚悟したが、なんとカップインして通算2アンダーに持ち直した。

前週優勝した「関西オープン」から、20日(月)は「全米オープン」の日本地区最終予選会に出場。残りの体力を考えたら、ここで終わってもおかしくなかった。「これは、予選落ちさせてくれないな」と気を取り直すと、そこからボギーなしの3バーディ。最終ホールは4mを沈めて通算5アンダーまでスコアを伸ばした。

「先週勝てたおかげで、良い流れで来ているのかな。意外と体力は残っています」。あと2日を戦い切れば、来週はオープンウィーク…いや、全英切符を手にできるかもしれない。(岡山県笠岡市/谷口愛純)