国内男子ツアー「横浜ミナト Championship」(8月8日開幕 神奈川・横浜CC)大会アンバサダーを務める男子プロの丸山茂樹が2日、会場での記者会見に出席した。

前週の「全米シニアオープン」で4ホールのプレーオフの末に2位で終えた藤田寛之の戦いぶりに、丸山茂樹は「本人が一番悔しい思いをしていると思うけど、本当にいい戦いで、格好良かった。残念だったけど、残念すぎるぐらい残念」と自分事のように悔しがった。

日米通算13勝を誇るレジェンドは、「やっぱり日曜日に完結してほしかった。その思いですね」と振り返る。「ゴルフって実力もだけど、その週に持っている運気みたいなのを絶対に感じていると思う。運も実力。同業者から見ても、我々、勝負師としては週をまたがずに完結してほしかった。あとは出だし3ホールが勝負だったんじゃないかな」と分析した。

藤田と丸山は同じ1969年代生まれで、同年代にあたる。学生時代からしのぎを削り合った55歳が“シニアゴルファー世界一”の称号に迫る雄姿に「僕ももう一回ああいう風に頑張りたいなっていう風に思えた」

丸山は今季、4月の国内シニアツアー「ノジマチャンピオンカップ箱根」(予選落ち)のみの出場にとどまっている。「すごく格好よくゴルフをしていて、おじさんたちの励みになったんじゃないかな」と刺激をもらった。