岐阜県美濃加茂市長の藤井浩人さん(39)らが、県内の若手リーダーを育成するプログラム「岐阜塾」を6月1日に美濃加茂市で開講する。2年目の今年は11月30日までの全6回を予定し、希望者を募っている。定員15人で、締め切りは4月26日。

 発起人は藤井さんをはじめ、NPO法人G−net創業者で武蔵野大教授の秋元祥治氏さん(44)=岐阜市出身=、子どもの教育支援に取り組むNPO法人「カタリバ」代表理事の今村久美さん(44)=高山市出身=の3人。

 社会課題を解決する仲間づくりが目的。昨年はゼロ期生として50人を超える応募者の中から書類選考を通過した10〜40代の県内在住の市議や会社経営者、行政職員、教員などさまざまな立場の男女35人が参加した。

 今回は、発起人によるトークセッション「岐阜塾で期待すること」を皮切りに、テレビ番組のコメンテーターを努める起業家の安部敏樹さん、難民就労支援に取り組むNPO法人代表の渡部カンコロンゴ清花さんら社会課題解決に知見のあるゲスト講師による講話などを予定。参加費2万円。

 「社会を面白くしたい」という思いを持ち、具体的な活動に取り組む県内の20〜30代が対象。定員を15人に絞った理由について、藤井さんは「昨年の参加者の感想で密度の高い学びを望む声が多く、互いの関係性を強めるため」と話した。

 申し込み、問い合わせは岐阜塾実行委員会事務局、電話050(8882)1039。