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発表から4年の時をへて、昨年11月についに納車が始まったサイバートラック。Tesla(テスラ)の電気自動車トラックで、イーロン・マスク氏がいつか火星で乗るだろう車です。

今年から生産台数もぐっと増えているはずですが、予約した人でもまだなかなか納車されていないのが現状。すでに持っている人は、かなり初期に予約したのでしょう。レアな車なので、なかには転売が目的な人もいるようで、Teslaは納車開始前に転売対策をうちだしていました。

納車から1年は売却禁止

昨年11月、納車イベントの前に、サイバートラック注文同意書にこんな一文が発見されています。

納車から1年間は売却、または売却しようとしないことに同意する。

さらに、もしサイバートラックを売却した場合は罰金5万ドルとし、法的措置をとるとまで。

ここまで言われたら誰もサイバートラック売らないよね?と思いきや、さっそくオークションに出品されたサイバートラックの姿も。

転売したらどうなる?

Teslaの転売禁止令は一部で大バッシング。購入後はオーナーの所有物であり、Teslaが口をだす話じゃないだろ!ってね。

そんな中、サイバートラックを売却しようとしたと人が、サイバートラック愛好家のコミュニティ掲示板に降臨。まだ売却はしておらず、売却しようかな?とその手のサイトにリスティングしたところ、Teslaから連絡があったといいます。

Teslaいわく「今後の予約はこちらでキャンセルいたしました」。

実はこの男性、手元のサイバートラックの他に、さらに2台を予約・納車待ちしていました。今回売却しようとしたのがバレて、予約中の2台をキャンセルされてしまったというわけ。

また、予約手数料である100ドル/1台は返金すること、彼に限っては今後は予約手数料の返金もしないという連絡がきたそうです。

売るも自由、売らぬも自由

納車前に宣言していたような高額罰金や法的措置は、どうやらないようです。が、その代わりにTeslaはお付き合いをやめるという対応をするみたい。

(手元のサイバートラックをオーナーが)売るのも自由。

(サイバートラックを売っちゃうオーナーにはTeslaが製品を)売らないのも自由。

ひとつ確かなことは、Teslaはサイバートラックを見張っているぞ…ということです。

Source: via Electrek

発表から4年…ついに出たサイバートラック、出荷までの振り回され事件3つ #ギズライターまとめ2023 イーロン・マスク率いる電気自動車のTesla(テスラ)が、ピックアップトラックの「サイバートラック」を発表したのは4年も前のこと。ド派手パフォーマンスから地味な出荷延期を繰り返し、今年ついに発売されました。11月には出荷イベントまで開催されて、発表当初から予約していた人にとってはいよいよ期待が高まったはず。それにしても、実際に出荷されるまでの噂や目撃情報の数々に振り回された(いい意味で、ワクワク https://www.gizmodo.jp/2023/12/cybertrack-matome-2023.html