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あんなに盛り上がったのに……。
発売時は長蛇の列ができて、日本からも熱心なガジェットラバーたちがアメリカに飛ぶなど、ちょっとしたお祭り騒ぎになったApple(アップル)のVision Pro。
最近、あんまり話題にならないなーと思っていたら、日本発売前なのに、もう「忘れられている」らしいのです。
売り上げが激減
1月の予約販売で18万台を売ったApple Vision Proですが、発売開始してからの売り上げは「激減」。さらに体験の予約を入れても、来店しない人も増えているのだとか。
でも、AppleはVision Pro推し。公式サイトでもデカデカと取り上げられています。
棚でホコリを被っている?
新規購入者の獲得が難しかったとしても、アーリーアダプターはどうなんでしょう?
残念ながら、Apple Vision Proオーナーの多くが棚に置いたままにしているみたい。redditにはヘッドセットが「非日常的」とか、公共の場で使うことなど「ほとんどない」という意見が溢れていました。着用時の不快感もそうですが、アプリが少なくて、テックとして孤立しているのも大きな理由になっているようです。
Apple Vision Pro熱が冷め、廉価版が出るまでの数年間は、ニッチな製品になるだろうとAppleアナリストたちが予想していましたが、その通りになりましたね。今となっては、ほとんど話題にもなりません。
Appleは努力しているんだけど
もちろん、Appleはこの状態を放置しているわけではありません。空間ペルソナの導入やヘッドストラップの改良など、問題点への対処に取り組んでいます。でも、NetflixやSpotify 、YouTubeなどの主要アプリが、Vision Pro対応を見送ったのは痛かった…。
ユーザーが増えれば、アプリも増えるかもしれませんが、ユーザーとしては「アプリが増えれば考える」と考えているのでは。だとすると、卵が先かニワトリが先か状態になってしまっているのかも。
今後はどうなるのでしょうか。Appleが初期の問題を解決し、ユーザーが望む魅力的なコンテンツやアプリを提供できるのか見守りたいですね。
スマホがなくなる日、何していたい? Apple Vision Proが民主化した日の話 「いよいよ日本上陸も秒読みか?」なんて噂もあるApple Vision Pro。そんなApple Vision Proが提唱する新ジャンル「空間コンピューティング」の第一人者にして、6月には著書『Apple Vision Proが拓くミライの視界 スマホがなくなる日』(幻冬舎)を発売するSTYLY取締役COO 渡邊信彦氏と、ギズモード・ジャパン編集長 尾田和実が、4月17日(水)にクロストーク https://www.gizmodo.jp/2024/05/styly-gizmodo-talk-session-2024.html