「今日は何を着よう」と、悩む季節の変わり目や気温の大きく変動する時期に悩んだ経験はありませんか。

本記事では、男女別の気温に適した服装の選び方を紹介します。この記事を読むことで、1年を通じてどのような場所でも、服装選びで迷うことがなくなるかもしれません。

気温に合った服装の目安は?

白ブラウスとブルーデニムパンツの春コーデ
※写真はイメージ

トレンドに合わせて服を選ぶ時のワクワク感は格別ですが、選んだ服がその日の気温に合っていないと、汗ばんだり凍えたりと、身体が不快になることがあります。

気温ごとのおすすめの服装やアイテムが分かれば、毎日の服装選びがもっと楽しくかつ快適になるはずです。

レディース

服装を選ぶ時、アウター選びで悩むことは多いでしょう。8〜10℃以下の寒い日は、暖かい冬コートやダウンジャケットがおすすめ。

11〜15℃と少し暖かい日は、薄手のアウターで快適に。気温が20℃を超える暖かい日は、トップス1枚で問題ないでしょう。25℃を超えたら、半袖がおすすめです。

メンズ

男性も女性と同様のアドバイスが適用されます。12〜20℃の比較的暖かい期間には、デニムジャケットやワークジャケットなど丈夫でスタイリッシュなジャケットを活用するといいでしょう。これらのアイテムは長い期間着用可能で、持っていると非常に便利です。

気温別! 服装のポイントを紹介

ショップ・服屋で働く販売員・店員の女性
※写真はイメージ

気温別に服装のポイントを紹介していきます。

最高気温5℃以下の日

服装選びのポイント

1〜2月の真冬期には気温が5℃以下となり、外出するだけで寒さを強く感じることがあります。このように寒い日は、保温性に優れたアウターやトップス、ボトムスを選んで、体温が逃げないようにすることが重要です。

寒さを乗り切るためには、しっかりとした防寒対策が必要になります。最大限の暖かさが必要です。ダウンコートを中心に、手袋や耳あてでしっかりと寒さから身を守りましょう。

アドバイス

最高気温5℃以下の寒い日には保温性の高い長袖のインナーウェアをベースに、厚手のセーターやフリースを中間レイヤーとして着用。防風・保温性に優れたダウンジャケットやヘビーコートをアウターとして選びましょう。

ボトムスはウールパンツや、タイツを重ねた厚手のジーンズが適しています。ウールのマフラー、手袋、ニット帽で防寒対策をしっかりと。足元は防水性と保温性を備えたブーツで寒さから身を守りながら快適に過ごせます。

最高気温5℃〜8℃の日

服装選びのポイント

12月や晴れた冬日には気温が5〜8℃になることが多く、冬ならではのファッションを楽しむ絶好の機会です。

冬用アウターをコーディネートの中心に置いて、流行を取り入れたスタイリングを試みましょう。室内で暖房が効いている時は、脱ぎ着しやすい服装を心掛けると便利です。

アドバイス

この気温では、冷え込みに対応できる暖かいレイヤードスタイルがおすすめです。厚手のニットやセーターを中心に、薄手のコートやパーカーを重ね着します。

下にはジーンズや厚手のレギンスを合わせるといいでしょう。足元は暖かいブーツを選び、冷たい風から身体を守るためにマフラーや手袋、帽子をプラスすると完璧です。

この気温の範囲では、身体の温もりを保つことが重要になるため、ウールやフリースなど保温性の高い素材を選ぶことをおすすめします。

最高気温8℃〜12℃の日

服装選びのポイント

春が訪れる3〜4月初旬と、12月の初冬は気温が大体8〜12℃の範囲に。この時期は、冬用のコートの下に薄手のブラウスやシャツを着ることで、日中と朝晩の温度差に対応しやすくなります。朝晩は冷え込むことも多いので、防寒対策を忘れずに。

アドバイス

気温が少し上がると、春や秋の穏やかな天気に適したスタイリングが楽しめます。薄手のニットやロングスリーブのTシャツに、軽いジャケットやトレンチコートを合わせるとちょうどいいでしょう。

レイヤードがポイントになるため、インナーにはシャツやブラウスを合わせると、着脱が容易になり気温の変動に柔軟に対応できます。ボトムスは、デニムやカジュアルパンツを選び、足元はスニーカーや軽いブーツがぴったり。

この時期は、カラースカーフや帽子でアクセントを加えると、季節感のあるスタイリングが完成します。

最高気温12℃〜20℃の日

服装選びのポイント

朝晩の冷えと日中の暖かさに対応できるよう、脱ぎ着しやすいレイヤードスタイルを心掛けましょう。素材は薄手のニットやコットン素材のシャツなど、適度に暖かく、肌寒さから守ってくれる素材を選びましょう。

アウターはトレンチコートやライトジャケットなど、風を防ぎつつも重過ぎない羽織ものが理想的です。アクセサリーをつける場合は、 スカーフやマフラーで温度調整が可能。

この気温では日によって温度差があるため、柔軟に対応できる服装が鍵となります。

アドバイス

トップスには薄手のニット、カーディガン、または長袖シャツを基本に。明るい春色や秋のアースカラーを選ぶと季節感が出ます。ボトムスは汎用性の高いジーンズやチノパン、季節に応じたスカートやドレスがおすすめ。タイツを併用すると朝晩の冷えにも対応できます。

アウターはトレンチコートや薄手のジャケット、デニムジャケットなどが適しており、昼夜の気温差に対応可能。アクセサリーにはスカーフや帽子で季節感をプラスし、スタイリングのアクセントに。

この気温範囲ではレイヤードがキーとなり、気温の変化に柔軟に対応しつつ、季節感あるファッションを楽しめるでしょう。

最高気温20℃〜25℃の日

服装選びのポイント

春の4〜6月上旬と、秋の10〜11月中旬は、気温が20〜25℃という春秋シーズンにぴったりの温かさです。

この時期は、薄手の羽織ものやジャケットがとても役立ち、季節感を楽しむのに最適です。トップスには、ニットやフーディーを選べば、1枚で着ても快適に過ごせるでしょう。

アドバイス

長袖のシャツにデニムやカジュアルパンツを合わせ、朝晩の涼しさに対応できるようカーディガンや薄手のジャケットを携帯するといいでしょう。足元はスニーカーや軽いブーツで、季節の変わり目にぴったりのスタイルが完成します。

最高気温25℃〜30℃以上の日

服装選びのポイント

5〜7月初旬、そして9月中旬頃は、気温が25〜29℃という日が多くなります。同じ気温でも季節や天気によって感じ方が異なるでしょう。

朝晩は涼しいこともあるので、薄手のカーディガンやシャツがあると安心。最高気温が30℃近くになる日は、薄手のTシャツや半袖で過ごすのが快適です。

アドバイス

薄手のTシャツやブラウスに、ショートパンツや軽い素材のスカートを合わせます。アクセサリーや帽子を加えることで、シンプルながらも印象的なスタイリングに。サンダルやオープントゥのシューズで、夏らしさをさらにアップさせましょう。

最高気温30℃以上の日

服装選びのポイント

この時期は、室内の空調や季節の移り変わりによる寒暖の差により、思いのほか寒さを感じることがあります。そのため、薄手でも暖かいアウターを持ち歩くと、急な寒さにも対応できて便利です。

また、紫外線対策も重要です。帽子や日傘を使うだけで、暑さ対策になるだけでなく、体感温度を下げる効果も期待できます。暑い日は、風通しのいい綿や麻などの素材を選んで、暑さをやわらげましょう。

アドバイス

軽い素材のワンピースや、通気性のよいいリネンシャツを選びましょう。足元も通気性のいいサンダルが適しています。日差し対策として、ワイドブリムの帽子やサングラス、UVカット加工が施されたアイテムを取り入れるとよいでしょう。

気温に合わせた服装選びを意識しよう

オフィス街を歩くアジア人ビジネスウーマン
※写真はイメージ

今回は気温に合わせたコーディネート方法とアイテムを紹介しました。お気に入りのスタイルは見つかりましたか。

おしゃれでいることは素晴らしいですが、気候に合った選択もファッションの大切な部分です。気温に最適な服装を覚えておくことで、年間を通じて快適に過ごせます。

季節感を楽しみながら、素敵なファッションライフを送りましょう!


[文・構成/grape編集部]