気温が高くなる夏の時期に欠かせない『エアコン』。内部にカビが繁殖した状態で使い続けると、部屋中に汚れや菌をまき散らすことにもなりかねません。

こまめなお手入れとともに実践したいのが、カビを繁殖させないための工夫です。

カビ対策で覚えておきたい使い方のコツを、エアコン掃除でおなじみのおそうじ本舗公式アカウント(osoujihonpo_official)のInstagram投稿より紹介します。

重要なのはエアコンを切った後

エアコンの内部は湿度が高い上にホコリが溜まりがち。このような環境下ではカビが発生・繁殖しやすくなってしまいます。

エアコン内部にカビがある状態で稼働させると、エアコンの風に乗って部屋中にカビ菌が拡散。アレルギー症状や気管支喘息、アトピー性皮膚炎といった、健康被害をもたらす可能性があるため注意が必要です。

カビを予防するために、使用後すぐに電源を切るのではなく、送風運転に切り替えましょう。

お掃除本舗によると、30分程度の運転で内部を乾燥させれば湿度を低下させる効果が期待できるそうです。

お出かけ前や就寝前は、送風運転に切り替えてタイマーを設定しておくのがおすすめ。時間がすぎれば自動でスイッチが切れるので、いちいち稼働状況を確認する必要がありません。

エアコンによっては自動で送風運転をおこなう『内部クリーン』を搭載している場合があります。送風運転に切り替える手間を省くために、常に内部クリーンをONにしておくとよいでしょう。

※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。

送風運転にかかる電気代は…

エアコンの送風運転は、扇風機のように室内の空気を循環させるための機能で、温度や湿度を変化させるものではありません。消費する電気量もごくわずかなので、コストを心配しすぎる必要はないでしょう。

カビが繁殖した後のエアコンを清掃する手間やコストのほうが大きくなる可能性があるので、日常的に送風運転を活用してみてください。

エアコンを使った後の内部はカビが繁殖しやすい絶好の環境です。健康被害を引き起こさないために、エアコン使用後は送風運転に切り替え、カビの繁殖を防ぎましょう。


[文・構成/grape編集部]


出典
osoujihonpo_official