4月、北海道釧路町のパチンコ店で、男性客が落とした財布を盗んだとして67歳の男が逮捕されました。

 窃盗の疑いで逮捕されたのは、釧路市住吉1丁目の無職、相馬善孝容疑者67歳です。
 相馬容疑者は、4月1日午後4時ごろ、釧路町桂5丁目にあるパチンコ店で、56歳の男性客が落とした現金約10万円やクレジットカードなど9枚が入った財布1個(時価合計1万円相当)を盗んだ疑いがもたれています。
 警察によりますと、男性客は上着のポケットに入れていた財布を床に落としたことに気付かずにいたところ、財布を見つけた相馬容疑者が拾って、そのまま持ち去ったということです。
 被害に気づいた男性客が警察に「財布がなくなった」と通報し、警察は防犯カメラの捜査などから相馬容疑者を割り出し、行方を追っていました。
 そして事件から1か月経った5月1日、再び来店してきた相馬容疑者に従業員が気づき「4月の泥棒と似ている男が再び来店している」と警察に通報。
 駆けつけた警察官が事情を聴き、逮捕しました。
 取り調べに対し、相馬容疑者は「財布は拾って盗んだが、財布の中の金額は違う」と話し、現金は少額だったと容疑を一部否認しているということです。
 警察は、盗んだ金の使い道や、犯行当時の状況などを詳しく調べています。