動物と生活していると、思いがけない行動に驚かされることがあります。X(ツイッター)では、飼い主さんに耳をかいてもらうねこが話題に。飼い主さんもびっくりした愛猫の勘違いに、5.8万件の“いいね”が集まっています。飼い主のぷくてち(@cute_nekosmama)さんに詳しいお話を伺いました。

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愛猫が見せたかわいらしい仕草にほっこり

 ぷくてちさんに耳をかいてもらうねこ。指の動きに合わせて、後ろ足を動かしています。自分で耳をかいているつもりのようですが、ねこがかいているのはぷくてちさんの手。愛猫のかわいらしい仕草を見て、ぷくてちさんは「かゆいの」と笑います。

 その様子を収めた動画に「君の耳をかいているのは母ちゃんだし、君がかいているのは母ちゃんの手だよ」とのコメントを添えてXに投稿すると、5.8万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「素晴らしい連動機能」「代理ガリガリ」「ナイスコンビネーション」「これこそwin-winの関係」などの声が。

 また、「これやりますね」「にゃんこのあるあるですね!」「みんなやはりそうなのか? うちのもです」「わかるわかる 今あなたは何もやってないよみたいな」など、共感する声も寄せられています。

芸達者な豆大福くんに癒やされる日々

 お茶目な勘違いで注目を集めたのは、元保護ねこでもうすぐ7歳になる男の子「豆大福」くん。ぷくてちさんが勤めていた職場の近くで、母ねことはぐれていたところを保護されました。ぷくてちさんからたくさん愛情を注がれ、マイペースでおっとりした性格に成長。「お豆」という愛称で呼ばれ、元気に暮らしています。

 話題の動画が撮影された日、ぷくてちさんは、耳をかこうとしていた豆大福くんを見て「私がかいてあげたい」という気持ちに駆られたそう。

「耳をかいてあげると、お豆は『あ〜、そこそこ、もっと強く〜』みたいな、気持ちいいけどちょっと物足りないような顔をしていました。一生懸命に私の手をかいていたのは、人間でいうところの、背中の届かないところがかゆい感覚に似ているのかな? と思います」

 豆大福くんの動きに、驚きと愛おしさが同時に押し寄せたというぷくてちさん。手を止めると、豆大福くんがちらちらと顔を見て「もっと!」とアピールしてきたため、しばらく耳をかき続けたそうです。

 日頃から、垂直跳びをしたり、器用な手つきを披露したりなど、ぷくてちさんの笑いを誘う豆大福くん。これからも、かわいらしくてユニークな姿をたくさん見せてほしいですね。

Hint-Pot編集部