女優・川口春奈主演のTBS系ドラマ「9ボーダー」(金曜・後10時)の初回が19日に放送された。

 本作は、19歳、29歳、39歳と、いわゆる「大台」を迎える前のラストイヤー「9ボーダー」の3姉妹が、父の突然の失踪を機に一つ屋根の下に集結。モヤモヤや焦りを抱え、幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を、完全オリジナルで描くヒューマンラブストーリー。(以下、ネタバレがあります。ご注意ください)

 飲食業のトータルプロデュース会社で働く29歳の大庭七苗(川口春奈)は、最年少でブランド戦略部の副部長に抜擢された、仕事ができるしっかり者。しかしキャリアアップによって雑務が増え、大好きだったクリエイティブな仕事が遠ざかり、こんなはずではなかったと思うこともしばしば。しかも仕事に打ち込むあまり恋愛からも遠ざかっており、気づけば周りがみんな結婚し家庭を持つ状況に、なんとも言えないやりきれなさを抱えていた。

 七苗はバルで働くコウタロウ(松下洸平)に出会う。バルの店主・辻本あつ子(YOU)から、コウタロウは記憶がないことを知る。1か月ほど前に、店の外で倒れていたという。辻本の話によると、警察の話では、橋にある階段から落ちて頭を強く打ったという。自分が誰で、どこから来て、何をしていたのかなど、コウタロウは思い出せないそうだ。七苗は「記憶喪失ってことですか?」と尋ねると、辻本は「普通に暮らせるし、最近の記憶はあるんだけど、過去がすっぽり抜け落ちたってことみたい」と説明。辻本はコウタロウを偶然見つけて通報し、病院に付き添ったそうで、「コウタロウって名前も、“カッコ仮り”状態」と話した。

 コウタロウのまさかのキャラクター設定に、ネットは「なんと、記憶喪失の松下洸平…」「まさかの記憶喪失系」と驚き、「孤独な放っておけない系な記憶喪失でギターで弾き語りしてバーで働いている中の人が松下洸平…大好物です」の声も。また、生見愛瑠主演のTBS系「くるり〜誰が私と恋をした?〜」(火曜・後10時)と、杉咲花主演のカンテレ・フジテレビ系ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(月曜・後10時)も主人公が記憶喪失の設定であるため、ネットは「こっちも記憶喪失?」「ききき、記憶喪失?!記憶喪失のドラマ、何個あるの!」「記憶喪失の設定って、恋愛ドラマあるあるですかね」の声を寄せていた。