俳優の中川大志がこのほど、東京・明治座で主演舞台「儚き光のラプソディ」(4月28日〜5月26日)の初日前会見に出席した。

 岸谷五朗、寺脇康文が1994年に結成した演劇ユニット「地球ゴージャス」の30周年公演。時間をテーマに不確かな世界に生きる人々の一筋の光となる作品を目指す。中川は「1か月半、稽古に参加して、少しずつ、岸谷さんが作り上げた脚本を形にして、お客様に届けることが楽しみであり、怖くもあり、ドキドキしています。大阪公演まで駆け抜けたいと想います」と意欲を語った。

 作・演出も手掛ける岸谷は稽古を振り返り「私の想像を上回り、脚本を超えた演技が出来上がった。とても幸せなこと。出会いと別れ、時間がテーマで、儚(はかな)さもある。この仲間と芝居づくりができて良かった」と感慨深げ。「皆さんのおかげで30周年を迎えることができた。人々の心を豊かにゴージャスにすることが我々の使命。お客様を幸せにするため、全力を尽くしていきます」と思いを込めた。

 会見には風間俊介、鈴木福、三浦涼介、佐奈宏紀、保坂知寿らも出席した。