キングオブコント2021年覇者のお笑いコンビ「空気階段」の鈴木もぐらが28日、大阪・梅田のうめきた広場で開催された「ゴジラ・フェス大阪」で、ハリウッド映画「ゴジラxコング 新たなる帝国」(公開中)の大ヒット記念トークショーにゲスト出演した。

 もぐらは「ゴジラxコング」の日本語吹き替え版で、探査機のパイロット・ミケル役の声を担当している。日米を代表する大怪獣が競演する大作に「とんでもない、やりたい放題の映画。怒とうのアクションがノンストップ」とPRした。

 もぐらは元々、「ゴジラVSモスラ」(1992年公開)からのファン。司会のフリーアナウンサー・笠井信輔によると、昨年にもぐらがアニメ映画「しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦」で声優デビューした際、アフレコ現場で「ゴジラ、好きなんですよ」とつぶやいた声がスタッフに届き、抜てきに至ったという。

 オファーを受けた際は「絶対ウソだと思った。パチンコが好きなので、ゴジラの新台を打つ仕事かと…」と半信半疑だったが「うれしかった。親戚も喜んでくれているのでは」と笑顔。「声優」という肩書きには「カッコいい。お笑いなんて…ただのバカですから」と胸を張った。

 イベントでは実際の台本を手に、吹き替えのせりふを披露。拍手を浴びて手を上げると、おなじみのギャグ「ズボンずり落とし」を屋外会場で決め、芸人らしさを見せつけた。

 米アカデミー賞の視覚効果賞を受賞した「ゴジラ ―1.0」にも出演し、「ゴジラ(10)コング」で、もぐらとともに吹き替えを務めている笠井アナは、ゴジラをモチーフにしたパチンコ台に興味津々で、もぐらに“逆インタビュー”。もぐらは「Pゴジラ対エヴァンゲリオン 〜G細胞覚醒〜」(ビスティ)を例に挙げ「ゴジラとエヴァが、キングギドラと戦うんですよ!」などと熱弁。ゴジラマニアの笠井アナは「それは実況はないの?」と今後の新台製作への参加に色気を見せていた。