7月26日開幕のパリ五輪とパリパラリンピック(8月28日開幕)のTEAM JAPANの公式スポーツウェア発表記者会見が、五輪開幕100日前を迎えた17日、都内で行われた。日本オリンピック委員会のTEAM JAPANのゴールドパートナー・アシックス社が製作した新ウェアが披露された。

 卓球女子3大会連続メダルの石川佳純さんは同社の応援パートナーとして会見に登壇。日本で古くから使われてきた矢絣(やがすり)の柄が入った応援Tシャツをお披露目した。「応援Tシャツを着て参加させていただいて、本当にあと100日で五輪なんだなと感じました。応援パートナーとして全力で応援したい思いが、さらに大きくなりました」と胸を躍らせていた。

 石川さんは昨年5月に現役引退。今夏のパリ五輪は選手から離れた立場で迎える。現役時代にしのぎを削ってきたパリ五輪女子代表の早田ひな(日本生命)、平野美宇、張本美和(ともに木下グループ)への思いを述べた。「一緒に団体戦を組んできた選手もいる。私自身は引退して応援する立場になりました。(パリを迎えるにあたり)感慨深いです。(3選手は)本当に心強い、頼もしい後輩たちです」と語った。

 続けて3選手へのエールを込めた。初出場ながらエースとして期待がかかる早田、団体銀メダルを獲得した東京大会に続く2大会連続出場の平野の同学年コンビには「早田選手は東京五輪以降、本当に力をつけてきた選手。エースとしてチームを引っ張っていってほしい。平野選手は経験を生かして引っ張っていって欲しいです」。団体戦要員として15歳で初出場する張本美に向けては「緊張もすると思うけど、五輪で自分を精いっぱい表現して欲しい。先輩2人にしっかりとついていって、頑張っていただきたい」。石川さんは「全力応援」で盛り上げていく。