◆JERAセ・リーグ 広島5―1DeNA(17日・マツダスタジアム)

 広島は逆転でDeNAを下し、連勝で2カードぶりの勝ち越し。4位タイに浮上した。3回、小園の押し出し四球で同点に追い付き、4回は1死満塁から菊池の併殺崩れの間に勝ち越しに成功。なおも2死一、三塁から菊池がディレードスチールを試み、一、二塁間で挟まる間に三走・矢野が本塁に生還(記録は盗塁死とアウトの間の進塁)して追加点を奪った。5回には1死一、二塁から坂倉が右中間に2点二塁打を放ってリードを4点に広げたが、結果的にタイムリー1本で5点を奪う攻撃で勝利を収めた。新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ―試合を振り返って

 「(4回1失点の先発)アドゥワがヒットを打たれながらも、粘ってよく投げてくれた。(早めの継投は)点が欲しいところでの打線の絡みと、明日が休みということもあった。中継ぎもよく頑張ってくれましたし、打つ方もしっかりと点を取ってくれたと思います」

 ―打線は4回に併殺崩れで勝ち越した直後、重盗を仕掛けて追加点を奪った

 「キク(菊池)もうまかったし、矢野も勇気をもってスタートを切ってくれた。いい走塁だったと思います」

 ―結果的に適時打1本だけで5点を奪った

 「いい点の取り方をしていると思います」

 ―今日は盗塁企画4度(成功1度)と積極的に仕掛けた

 「“今日は”じゃなく、いつも積極的に仕掛けていますよ。今日も隙を付いたダブルスチールもそうですけど、選手みんな、隙があったら何かやってやろうと思っているし、それは自分だけでなく、選手たちとも意思の疎通ができている」

 ―投手陣は2ケタ被安打も無四球。ゾーンで攻めて最少失点に抑えた

 「それは昨年から投手陣に言っていることで、投手コーチもしっかり徹底してやってくれて、すごく成長しているなと思います。お立ち台に上がった2人(塹江、益田)もどんどん自信にしてもらいたいと思います」

 ―2軍調整中のドラフト1位・常広が初めてシート打撃に登板した

 「まだ報告受けていないけど、順調と聞いている」