J2清水エスパルスは17日、次節・仙台戦(20日、アイスタ)に向け三保で調整した。前節のいわき戦で前半に負傷交代していたFWカルリーニョスジュニオ(29)はフルメニューを消化して万全を強調。6試合ぶりのゴールで首位キープに貢献する。

 「もうフレッシュな状態になっている」の言葉通り、軽快に動いた。チームはこの日、仙台戦を見据え実戦形式で複数の布陣をテスト。MF乾、MF白崎が練習に合流できておらず出場が流動的となっており、助っ人はFW北川とツートップを組む可能性も出てきた。「一つでもチームの引き出しになればプラス」とエースとのコンビネーションを入念に確かめた。スピードとパワーを兼ね備える“ツインバズーカ”がはまれば、大きな武器となりそうだ。

 5位の仙台は「隙のないチーム」と評する通り、リーグ最少の6失点と堅守が光る。昨季は1勝1分けで自身は2得点をマーク。「フィーリングは悪くない。いいところを見せられるように頑張るよ」とうなずいた。今季2度目の3連勝で首位固めへ。助っ人が勢いをつけていく。(武藤 瑞基)