G大阪の遠藤保仁コーチが18日、元日本代表MF長谷部誠(フランクフルト)の今季限りでの現役引退を受けて報道陣の取材に対応。日本代表の中盤で長らくコンビを組んだ“相棒”への思いを語った。

 「40歳まで現役を続けることができて、しかも活躍して功績を残したというのは素晴らしいサッカー人生」と遠藤コーチ。自身も今年1月、43歳で現役引退を発表。「40までやれる選手は少ないなかで、(浦和)レッズや代表やドイツでたくさんの試合に出て。本人も幸せなサッカー人生だったんじゃないかなと思います。よく頑張ったんじゃないかなと」と、ねぎらいの言葉をかけた。

 遠藤コーチと長谷部とのダブルボランチは、日本代表のなかでも不動のコンビとしてチームを支えた。「岡田(武史)さんの時ぐらいから一緒に組んで、たぶん一番、組んだはず」と遠藤コーチ。「2人で何かしようという話は長谷部とはほとんどしてない。互いが試合のなかでチームに対してどう良い影響を与えるか、ということだけを意識しながらやっていた。気を使うこともなかったし、自然と良い関係を築けた感じ。互いが互いを上手く引き出し合っていた気はします。彼と一緒に並んでサッカーできたのは僕自身、良い思い出」と当時を振り返った。