サッカー元日本代表主将のMF長谷部誠(フランクフルト)が17日に今季限りでの現役引退を発表したことを受け、アルベルト・ザッケローニ元日本代表監督が18日、関係者を通じてコメントを発表した。

 ザック氏と長谷部は14年ブラジルW杯に向けた日本代表チームで監督と主将の間柄だった。「長谷部は私にとって“完璧なキャプテン”です」と称賛。「日本での素晴らしい日々が終わる日、内田篤人とともに羽田空港に見送りに来てくれたことを忘れたことはありません」とした。

 以下、コメント全文

 「長谷部は私にとって“完璧なキャプテン”です。彼の豊かな人間性、優雅な立ち居振る舞い、常に正しい判断力は、まさにリーダーたるもので、30年間にわたる私の監督のキャリアの中でも比類なきものでした。彼と一緒に仕事をすれば、私のメッセージは正確に適切な形で選手たちに伝えられ、チーム内でのコミュニケーションが建設的なものになりました。SAMURAI BLLUE(日本代表)の挑戦は彼がいなければ達成できなかったと断言することができます。誠、あなたの献身的な仕事、そして、私やサッカーに対して与えてくれた全てのことに感謝します。日本での素晴らしい日々が終わる日、内田篤人と共に羽田空港に見送りに来てくれたことを忘れたことはありません。誠、あなたは私の息子のようでもありました。

イタリアの我が家はいつでもあなたを歓迎します。近いうちにお会いしましょう。セカンドキャリアでの成功も祈っています」