米大リーグのジャイアンツを退団し、古巣・DeNAと3年契約を結んだ筒香嘉智内野手(32)が18日、本拠地・横浜スタジアムで公開入団会見に臨み「一番のモチベーションが横浜で優勝を目指すこと」と、詰めかけた約9600人のファンへ誓った。

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 注目されるのは筒香のポジションと打順だ。今季、主に「2番・一塁」で出場していたオースティンが右太もも裏の肉離れで離脱中。三浦監督は「いなくなった時のオプションは(オープン戦などで)いろいろと試してきた。その時その時で変わってくる」と固定しない考えを明かしていた。

 助っ人が離脱した10日の中日戦(横浜)までは11戦で6勝5敗だったが、その後は1勝4敗。現在、2番には新人の石上や、関根らが入るが定着には至っていない。「3番・佐野、4番・牧、5番・宮崎」は1試合を除き固定されているだけに、三浦監督は筒香の「2番」起用も考えているのではないだろうか。

 現在、一塁は佐野が守っており、守備位置は渡米前から慣れ親しんだ左翼が濃厚。筒香が外野の一角に収まれば、1枠が埋まり中堅、右翼の競争も激化する。ドラ1・度会もうかうかしていられない状況になれば、チーム力はアップする。

(DeNA担当・内藤 菜月)