◆JERAセ・リーグ 阪神2×―1巨人=延長10回=(18日・甲子園)

 阪神の先発・西勇輝投手が、8回4安打1失点の力投で勝利に貢献した。今季初勝利とはならなかったが「チームが勝てばそれだけでいい。昨日、一昨日とやっぱり中継ぎのいいピッチャーが終盤にいっていますので、1イニングでも長くという自己犠牲の中で、最終的な感じで勝てたというのがチームとして一番大きい」と笑顔で振り返った。

 2019年まで4年連続で合同自主トレを行っていた師匠・菅野との投げ合いにも一歩も引かず、2人で息詰まる投手戦を演じた。「やっぱり知っている方というか、親交が深い方なので。原点じゃないですか。野球が楽しいというのが。好きな先輩と投げ合えて、こうやって長いイニングまで投げられて、勝手に僕も三振を取った時に会釈しましたもんね(笑い)。向こうは完封を狙ってきていると分かってましたし、振らないというのも分かっていたので。本当にいい時間を過ごせました」と話した。