◆米大リーグ ドジャース―メッツ(19日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が19日(日本時間20日)、本拠地・メッツ戦に「2番・指名打者」で先発出場。4回先頭の第2打席は四球だった。連続試合出塁を「18」に伸ばすと、2死一塁から2試合連続の今季5盗塁目を決め、T・ヘルナンデスの右前適時打で二塁から一気に生還した。

 初回1死の第1打席は二ゴロだった。この日は真美子夫人(27)と愛犬・デコピンが応援のためドジャースタジアムを訪れた。真美子夫人は米国本土での開幕2戦目だった3月29日(同30日)のカージナルス戦以来、本拠地では3度目、韓国・ソウルでの開幕カードを含めると5度目の現地観戦とみられる。6試合ぶりのホームランが出れば、松井秀喜氏(ヤンキースなど)を超える日本人選手では歴代単独トップの米通算176号となるだけに、愛妻に歴史的アーチに届けたいところだ。

 16日(同17日)の本拠地・ナショナルズ戦では5安打完封負けを喫した打線の中で3安打と気を吐いた。現在5試合ノーアーチだが、状態が悪いわけではなく、この日まで21試合で打率3割6分はリーグ5位、31安打は同トップタイ。22年の160安打を大きく上回る自己最多のシーズン239安打ペースでヒットを重ねている。

 この日のドジャース先発は山本由伸投手(25)。前回山本が登板した12日(同13日)のパドレス戦では大谷が松井氏に並ぶ通算175号を含む3安打をマークし、日米通算1000安打も達成した。4回まで6安打4失点と苦しい投球が続く侍の後輩への“援護弾”は再び飛び出すだろうか。