巨人が「ジャイアンツU15ジュニアユース」として創設した多摩川ボーイズが3日、旧巨人軍多摩川グラウンドの多摩川緑地広場硬式野球場でデビュー戦を行った。片岡保幸監督(41)のもと、阿部監督の長男・成真(せいま)くんや侍ジャパン井端監督の長男・巧くんらが在籍する多摩川ボーイズは2試合を戦い、東京城南ボーイズとの初陣を5―3で飾り、エイジェックユースにも勝利した。

 試合前のセレモニーには今村司球団社長(64)と中畑清OB会長(70)が出席。今村球団社長は「多摩川グラウンドはジャイアンツ90年の歴史の中で創設の地。ここで数々の選手たちが汗と涙と流しながら、一生懸命に野球に励んでいました。みなさんもこれを第一歩として、とにかく元気に明るく、社会に羽ばたいていってください」と呼びかけた。始球式を行うなどした中畑OB会長も「このグラウンドでどれだけの汗と涙を流したか。大谷翔平のような素晴らしい選手に追いつき追い越せ!」と激励した。