◆明治安田J2リーグ ▽第13節 ベガルタ仙台2―1山口(3日・ユアテックスタジアム仙台)

 J2ベガルタ仙台は2―1で山口を破り6位に浮上。0―1の前半アディショナルタイム(AT)2分にFW中島元彦(25)が同点弾を決めた。

 0―1で押し込まれていた前半AT2分、敵地中央で味方がボールを持つと、仙台の中島がゴール前に走った。「相手のサイドバックがラインコントロールのペースに合わせられず、めちゃくちゃになっていて、背後を狙っていた」。どんぴしゃのボールが来ると、体を投げ出してヘディングし、ネットを揺らした。

 前半のうちに試合を振り出しに戻したチームは後半に攻勢を強め、AT4分にPKで勝ち越し。「何が何でも勝ち点3を取ると1週間ずっとゴリさん(森山監督)に言われていた。勝ち点3を取れてよかった」。3試合ぶりの白星に、1万5623人のサポーターと喜びを分かち合った。

 「最近押し込める時間が続いていたけど、そこから(得点の気配が)なかった。クロスをもっと増やしたいと言っていたので、そこはよかった」。意図した通りの形はできてきて、後は質を高めてより攻撃の厚みを出していく。6日に行われる鹿児島戦(白波スタ)に向けては「中2日なのでしっかりリカバリーして臨みたい」。今季初の連勝を目指し、敵地でゴールを奪う。(山崎 賢人)