◆ラグビー ▽リーグワン第16節 東京SG―東京ベイ(4日・秩父宮)

 最終節が行われ、東京SG(旧サントリー)は昨季王者の東京ベイ(旧クボタ)に、26―45で黒星。勝ち点は得られなかったが、この日4位の横浜(旧キヤノン)が首位の埼玉(旧パナソニック)に14―43で敗れたため、3位で上位4チームによるプレーオフ(PO)進出が決まった。

 東京SGは前半19分、敵陣右サイドでSH齋藤直人のパスを受けたWTB尾崎晟也が先制トライ。12―7の前半24分には、尾崎晟の弟、CTB尾崎泰雅が敵陣での連続攻撃から抜け出し、この日2トライ目を挙げた。東京ベイも31分に敵陣左サイド深くのラインアウトモールから、ルーキーのプロップ為房慶次朗がトライ。東京SGの19―14で前半を折り返した。

 後半は3分、東京SGのCTB尾崎泰が中央に飛び込み、この日ハットトリックを達成。26―14と突き放したが、東京ベイもWTB山崎洋之が8分、14分と連続トライを挙げて26―26で同点。27分にはCTBテアウパ・シオネが敵陣22メートルライン外から走り抜き、逆転トライを挙げた。東京ベイは38分にも、敵陣右サイド深くのラインアウトモールを押し込んでダメ押しトライ。最後はこの日ハットトリックかと思われたWTB山崎が受けたタックルがイエローカード判定となり、東京ベイがペナルティートライで7点を追加。45―26で逆転勝ちを収めた。

 1部のレギュラーシーズンは最終節を終え、プレーオフ準決勝に進む上位4チームの順位が決定。1位埼玉と4位横浜が18日、2位BL東京(旧東芝)と3位東京SGが、19日に秩父宮ラグビー場で対戦する。