「こどもの日」を迎え、各界のアスリートたちから未来を担う少年少女たちへ、激励のメッセージがスポーツ報知へ寄せられた。

 * * *

 バスケット女子・馬瓜エブリン「私がバスケットボール選手になりたいと思ったのは、小学生の頃。NBAで2009年得点王、そして3度チャンピオンになったドウェイン・ウェイド選手を見て『ああいう選手になりたい』『世界でプレーできるような選手になる』と夢を持ちました。

 目標が決まってからは、ウェイド選手のスピード、力強いドライブ、チームメートを引っ張るリーダーシップなどたくさん参考にし、ビデオを見返してはまねしてみたり、小学校の外のコートで自主練習したり、一生懸命イメージしていました。

 私は昔から自分の夢を周りに言ってきました。夢を持ち続けることは大変な時もある。しんどいこと、迷うこともたくさんあるけど、自分の思いや目標をちゃんと伝えることで、みんなが助けてくれたり、声をかけてくれたりしてくれます。今、何か目標がなかったとしても、それは逆にいろんなことにチャレンジできるチャンス。きっと、自分の夢が見つかると思います」

 C大阪・毎熊晟矢「授業とか宿題はやっていたけど、それ以外で勉強はやっていないかな。ずっとサッカーしていました。小学校の15分の休みでも、授業が終わった瞬間に走ってボールを取って、友達とサッカーしていた。あと(カードゲームの)ムシキングをめっちゃやっていた。実際に虫捕りに行った記憶はないですけど(笑い)。何も考えず、とことん遊ぶ時は遊んで、サッカーが楽しい子はたくさんボールを蹴ってほしい。今の時間を大事にしてほしいですね」

 大相撲・琴桜「女将(おかみ)さん(母でもある真千子さん)の教えが『自分が決めたことには責任を持て』でした。2歳から小学6年まで水泳を習っていました。友達が遊んでいる中、習い事なんて嫌だと思う時期もありましたけど、最後まで諦めずにできるようになりました。諦めたらそれ以上はないでしょうし、続けていれば将来、何かにつながってくると思います。一番大事なのは、自分が取り組んでいることに対して全力で楽しむことです」

 女子ゴルフ・菅沼菜々「小学校3、4年生の頃から毎晩寝る前にパター練習を5分間必ずやるというのを今も休まずにずっと続けています。毎日継続することはすごく大変だけど、ずっとやっていたら本当にチリツモ(ちりも積もれば山となる)になってくる。(ジュニアたちへ)普段の練習でも『今日は100球打つ』ではなく『100ヤードの練習をする』とか目的を持ってやることで、身になるのではと思います」