◆東京六大学野球春季リーグ戦 第4週第1日▽早大15―0東大(4日・神宮)

 早大は15−0で東大に大勝。元早大総長で日本高野連の会長も務めた奥島孝康さん(享年85)へ、弔いの白星をささげた。

 2022年センバツで浦和学院を4強に導いた2年生左腕・宮城誇南が先発し、5回を1安打無失点。リーグ戦初勝利を挙げた。

 「自分でつかみ取った1勝というよりは、勝たせてもらった勝利。今後は自分でチームに貢献していきたい」と17安打15点の打線に感謝した。

 チームは奥島さんへの弔意を表し、ユニホームに喪章をつけてプレー。小宮山悟監督(58)は「学生野球憲章の改定に尽力された方。残念です」と功績をしのび「喪章をつけさせてほしいと(相談すると)、連盟も快く承知してくれた。感謝を申し上げたい」と、しみじみ語った。