麻雀のプロリーグ「Mリーグ」のKONAMI麻雀格闘倶楽部(ファイトクラブ)の佐々木寿人(47)が5日、チームのセミファイナルシリーズ敗退を受け、敗戦の弁を語った。

 Mリーグ創設6年目での初優勝を目指した麻雀格闘倶楽部は、レギュラーシーズンを5年連続で突破したものの続くセミファイナルシリーズでは苦戦が続き、6位で終戦。3年連続のファイナル進出は果たせなかった。

 寿人は「今の率直な気持ち」として「もっと打ちたかったし、ファンの皆さまにも我々のプレーを最後まで見ていただきたかったということに尽きます」と悔しさをにじませた。

 自身25戦7勝と36人中15位(+16・3)の成績を挙げたレギュラーシーズンについては「特に今期は(ファンに)辛く苦しい思いをさせてしまう時間が長く、私個人としても不本意なシーズンでした」と振り返り、「伊達(朱里紗)が4着回避率のタイトルを獲得したり、高宮(まり)がそれに次ぐ成績を残したりと、好材料もありましたが、いかんせんチームとしてのトップ数が少な過ぎました」とレギュラーシーズン96戦20勝(セミファイナル20戦4勝)に終わった成績を反省した。

 初優勝を目指し出直しとなる来期へ向けては「『取りこぼしたゲームが何試合かあった』と滝沢(和典)が振り返るように、ここが一番の課題となります」と指摘し、「オフシーズンはとにかく稽古を重ね、万全の状態で来期を迎えたいと思います」とリベンジを誓った。

 パイレーツ、風林火山、サクラナイツ、ドリブンズが進出したファイナルシリーズは6日に開幕。17日の最終日まで16試合を戦い、優勝を争う。

 ■渋谷ABEMAS・塚本泰隆監督「連覇を目標に今シーズンに臨みましたが、セミファイナル5位での敗退は非常に悔しく思っています。選手たちは最後まで一生懸命に戦ってくれましたが、連覇への旅路はここまでになってしまいました。新監督として渋谷ABEMASというチームを率いるという役割は、私自身にとって大きな責任でした。初のセミファイナルシリーズでの敗退、ファイナル進出ならなかったこと、私自身の力不足や課題があったことを痛感しています。今回の結果を受けて、チームとしての今年の結果を糧にして、次のシーズンに向けて更なる成長と成功を目指して取り組んでいきます。改めてチャレンジャーとして挑戦させていただく覚悟です」