◆春季大阪府大会 ▽準々決勝 大院大高2―1大阪桐蔭(6日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 大院大高が、今春センバツ出場の大阪桐蔭に逆転勝ちし、春は2011年以来の4強進出を決めた。

 0―1の9回無死一塁、プロ注目遊撃手の今坂幸暉主将(3年)が右前打。大阪桐蔭の守備が乱れ、一塁走者が生還した。打った今坂は三塁まで進み、その後、暴投の間に勝ち越しのホームを踏んだ。

 3日の4回戦では、履正社に9―8でサヨナラ勝ち。府大会で履正社と大阪桐蔭を破ったのは、2009年夏の大阪大会で優勝したPL学園以来の快挙となった。

 試合中はノーサインで、選手はアイコンタクトなどで意思疎通を図る。主将としてチームを率い、今大会はここまで19打数10安打と好調の今坂は「履正社に勝ったのがたまたまと言われたくなかった。大阪2強と言われている2校を倒せて、素直にうれしい」と喜んだ。

▽2009年夏のPL学園

 夏の大阪大会準々決勝で大阪桐蔭に10―5で勝利すると、翌日の準決勝では履正社に6―4で勝利。関大北陽との決勝は、10―0と圧勝した。また、この年が同校最後の甲子園出場となっている。