◆第85回オークス・G1(5月19日、東京・芝2400メートル、良)

 牝馬クラシック第2戦は3歳18頭によって争われ、クリストフ・ルメール騎手騎乗のチェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎、父ハービンジャー)が、ゴール前で1番人気のステレンボッシュ(戸崎圭太騎手)を差し切って樫の女王に輝いた。このレース結果を受けて、現役時代に2009年の同レースをブエナビスタで制している元騎手の安藤勝己氏が自身のX(旧ツイッター)でレース分析を投稿した。

 優勝したのは桜花賞13着から巻き返したチェルヴィニア。安藤氏は「良くなってたんやろけど、ルメールでここまで変わるんやね」と驚きを示しつつ、「2番人気に推したファンも上手い」と競馬ファンの見立てを称賛していた。

 2着には桜花賞馬ステレンボッシュが入り、「鞍上問わずで文句なしの安定度。桜花賞組のレベルを中心になって示した」と指摘。際どい3着争いを制したライトバックに関しては桜花賞後のXでも高評価していたが、「競馬にいって勝負強い」と見解を示した。

 3歳牝馬は、2歳女王のアスコリピチェーノが桜花賞2着からNHKマイルCでも2着に好走。春の牝馬2冠も勝ち馬が分かれたことから、「アスコリピチェーノを交えて秋華賞で決着をつけてほしい」と牝馬3冠最終戦を楽しみにしているようだった。