◆JERAセ・リーグ 広島9―3巨人(19日・マツダスタジアム)

 広島の森浦大輔投手が、2戦連続の好リリーフでチームの勝利を支えた。

 6点リードの6回無死一、二塁から2番手で登板。好調の坂本から空振り三振を奪うと、続く萩尾も空振り三振、さらに山瀬は3球勝負。勝負球はすべて「調子が良かった」というチェンジアップで3者三振。大量リードの場面だったとはいえ、相手に流れを渡さない完璧な投球だった。

 「アウトを一個ずつ早く取りたいなと思って投げてました。投げろと言われたところで、準備して待っている。いつでも準備して待っています」

 18日の同カードでも、好リリーフで九里の今季初勝利をアシストしていた。1点リードの6回1死三塁から登板し、代打・長野こそ四球で歩かせたが、続く丸を二ゴロ併殺に仕留めて勝利を呼び込んだ。新井監督は「昨日もそうでしたけど、今日も格好良かったですね。本当に素晴らしいピッチングでした」と、絶賛した。

 ルーキーの21年から2年連続で50登板以上しながら、昨季は13登板と不本意に終わった左腕。今季は4月30日の阪神戦(マツダ)こそ1失点したが、開幕から12戦10回1/3イニングで防御率0・84。「徐々に(状態が)上がってきて体もよく動く。いい感じできています」と、抜群の安定感でブルペンを支えている。