◆明治安田J1リーグ▽第15節 磐田1―1浦和(19日・エコパ、西村雄一主審)

 浦和がアウェーで磐田に1―1で引き分け、今季初の4連勝を逃した。

 前半から70%近いボール保持率で相手を押し込み、攻め込む展開。後半11分のFWチアゴサンタナの決定機は磐田GK川島永嗣に止められ、同21分にはFW前田直輝がGKと1対1で放ったシュートがゴール上に外れた。

 後半23分、FW中島翔哉の左CKからファーサイドでDFホイブラーテンが右足で押し込み、先制に成功した。だが、3分後に自陣左から相手クロスのクリアボールを磐田MF上原力也にシュートを打たれ、ゴール前でMF金子翔太にコースを変えられ、同点ゴールを許した。後半のシュートは相手を4本上回る9本を放ったが、勝ち越し点を奪えなかった。

 ヘグモ監督は「立ち上がりから最後まで、本当にいい内容のゲームをプレーしてくれた。完全にゲームをコントロールできていた」と高評価。「1―0とリードしている状況をつくれば相手が前掛かりになって2点目、3点目と取りにいくことができたと思うが、その直後にボールを相手に渡してしまい、それが失点につながってしまった。本日の試合でどこか指摘するところがあるとすれば、少し狭いところでプレーしすぎようとしていた部分があった。そうしたところからの失点だった」と振り返った。

 前節まで2戦7得点と好調だった攻撃は、1得点にとどまった。「決定力は、今日は最高ではなかったが、得点まで非常に近い形をつくることができた。我々のプレーの仕方をさらに発展させていきたい。今日の試合の内容は、見ていて非常に良かった」と、

たたえた。