◆明治安田J1リーグ▽第18節 鹿島1―1新潟(16日・カシマスタジアム)

 2位の鹿島は新潟と1―1で引き分け、連勝が4でストップした。

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 鹿島のポポヴィッチ監督が「前半で5人を交代できるなら、代えたかった試合だった」と振り返ったように、0―1で終えた前半は守備でリズムを作れず、苦しい展開となった。

 自陣からボールをつなごうとする相手へのプレスは“空振り”になることも多く、43分の失点シーンもプレスで人手不足となったエリアを使われ、ロングカウンターでゴールを許した。

 それでも、後半開始と同時にMF藤井智也とFWチャブリッチを投入し、同5分に藤井のゴールで同点に。その後は一進一退の攻防の中で両チームが決定機を逸し、引き分けとなった。指揮官は「タッチ数が多くなって連動できず、攻守においてうまくいかない時間帯が多かった。普通ならば、こういった試合は結果もついてこず、敗戦で終わることが多い。この内容で勝ち点をしっかり取り、引き分けに持ち込んだことは評価したい」と振り返った。

 首位の町田との勝ち点差は2に開き、3位のG大阪、4位の神戸もともに勝利。鹿島は最低限の勝ち点1獲得となった。ポポヴィッチ監督は「今日は我々の本来の姿ではなかった。それは我々自身がよくわかっている。内容で上回られた事実は変わらない。地に足を付け、謙虚に次に向かっていきたい」と気持ちを切り替えていた。