西武から巨人にトレード移籍した若林楽人外野手が25日、都内で入団会見に臨んだ。パンチ力と50メートル5秒8の俊足を兼ね備える26歳は「足とスピード感のある野球が自分の持ち味。そこを活かしていきたいなと思います」と新天地での抱負を語った。

 松原聖弥外野手とのトレードが発表された24日から一夜明け「本当に伝統あるチームに加わること。そして戦力になりたいなっていう気持ちがあります」と決意表明した。同席した吉村編成本部長は「アマチュアスカウトが高校、大学の時も注目していて『全てにおいて素晴らしい能力を持っている』と。まだまだ伸びしろがあるという報告も受けてますし、現場も能力の高さをすごく評価していました」と期待を口にした。

 外野を本職としつつ、今季はイースタンで二塁手として8試合に出場。阿部監督は起用法について本人の意思を尊重する方針を示していた。若林は「外野が本職でやってきて(二塁は)まだまだ下手くそ。それでもチャンスがあるならもっともっと練習して(ポジション争いに)加わっていけたらなと思います」と意気込みを示した。

 ◆若林楽人(わかばやし・がくと)1998年4月13日、北海道白老町生まれ。26歳。駒大苫小牧高、駒大を経て20年ドラフト4位で西武入団。1年目は44試合に出場し、20盗塁をマーク。今季は19試合出場、打率1割2分9厘、3本塁打、5打点。177センチ、75キロ。右投右打