◆ラグビー ◇リポビタンDチャレンジカップ ジャパンXV ―マオリ・オールブラックス(29日、秩父宮ラグビー場)

 日本代表候補で編成されるジャパンXV(フィフティーン)は、マオリ・オールブラックスに10―36で敗れた。9年ぶりに日本代表を率いるエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)にとっては、22日のイングランド戦(17●52)に続く2連敗となった。

 先制はジャパンXV。前半6分、敵陣左サイド深くのラインアウトを起点に、接点からボールを持ち出したフッカー原田衛(BL東京)がトライ。幸先のいいスタートを切ったが、その後は6連続トライを許した。後半40分にWTB根塚洸雅(東京ベイ)のトライで反撃したものの、敵陣での攻撃中のミスも目立ち攻めきなかった。

 若手選手を多く起用したジャパンXVは、早大2年のFB矢崎由高が2戦連続で先発。早大4年のフッカー佐藤健次、帝京大4年のFW本橋拓馬も後半から途中出場し、ジョーンズHCはラグビーでは珍しく、グラウンドサイドに立って指示を送った。ジャパンXVは7月6日にもマオリ・オールブラックス戦(豊田ス)を迎える。指揮官は「練習あるのみ。ボールを落としたりモールがうまくいかなかったり、スコアにつながるチャンスを形にできなかった。意識を高くもって練習に取り組んで行く」とチーム力の底上げを誓った。