冬季五輪・パラリンピックの招致活動を停止した札幌市が、スポーツ施設整備計画の相次ぐ見直しに苦慮している。札幌ドーム(豊平区)敷地内に建設予定の新月寒体育館(仮称)は、国の補助が見込めず市単独での整備を事実上断念。大倉山ジャンプ競技場(中央区)の再整備は周辺の環境影響を最小限にするため規模縮小案が浮上する。五輪招致が消えた道都のまちづくりをどう描くか。3期目就任から5月2日で2年目に入る秋元克広市長の大きな課題となる。...