黒い塗装がところどころはげ、赤茶けたさびがむきだしになった姿が鉄路を疾走した歳月の厳しさを物語る。かつて旧阿寒町(現釧路市阿寒町)にあった雄別炭鉱と釧路市内を結んだ旧雄別炭砿鉄道(雄鉄)の蒸気機関車の一部が、釧路市立博物館1階ホールに展示されている。1957年から70年の廃線まで運行したC11形の一部で、学芸員の石川孝織さん(49)が展示を担当した。...