函館マラソンは30日、函館市千代台公園陸上競技場発着でハーフマラソンとフルマラソンを行った。ハーフの女子はパリ五輪代表選考会3位で同代表補欠の細田あい(エディオン)が1時間9分31秒で優勝、男子は吉田響(創価大)が大会新記録となる1時間1分45秒で栄冠を手にした。



 フルの男子はガンドゥ・ベンジャミン(米沢市役所)が2時間17分36秒で制した。女子は昨年の北海道マラソン覇者で市民ランナーの沢畠朋美(さわはた〜ず)が大会新記録の2時間42分27秒で優勝した。(道南陸協、北海道新聞社など主催)



 【男子】▽ハーフ ①吉田響(創価大)1時間1分45秒=大会新②井上(三菱重工)1時間3分0秒③片西(JR東日本)1時間3分1秒



 ▽フル ①ガンドゥ・ベンジャミン(米沢市役所)2時間17分36秒②橋本(プレス工業)2時間20分12秒③作田(JR東日本)2時間23分18秒



 【女子】▽ハーフ ①細田あい(エディオン)1時間9分31秒②清田(スズキ)1時間12分50秒③吉薗(天満屋)1時間13分4秒



 ▽フル ①沢畠朋美(さわはた〜ず)2時間42分27秒=大会新②吉冨(メモリード)2時間54分44秒③高浜2時間56分54秒



■代表選手と同じ気持ちで練習 細田



 細田は初めてのハーフで好記録をマーク。5キロを16分30秒前後で刻み続け終始トップを保った。「イーブンペースで押し切ったままゴールできた。いい状態になってきている」と手応えを語った。



 昨年10月のパリ五輪マラソン代表選考レースで3位に入ったが、その後の前田穂南(天満屋)の日本新記録樹立などで代表の座をつかめなかった。補欠には選ばれており「代表選手は今、一番厳しい練習をしていると思う。何かあったら出場できるように、私も同じ気持ちで練習を進めている。もしも出場できたら入賞を狙いたい」と力を込めた。