〈 「獣には獣としてそれなりに応じてあげる」‟ススキノ首狩り殺人”29歳黒髪容疑者の父がブログに綴った‟人間の闇”と‟愛娘と泣いた日” 〉から続く

 昨年7月、北海道札幌市ススキノのラブホテルで、会社員Aさん(当時62)が田村瑠奈被告(30)に殺害された事件。瑠奈の母親で、死体遺棄ほう助などの罪に問われた浩子被告(61)の第2回公判が、7月1日に札幌地裁で開かれた。

 この日、証人として出廷したのが、瑠奈の父親で精神科医の修被告(60)だ。


田村修被告(本人Facabookより)

法廷で強調された“瑠奈のSM嗜好”

「浩子は『娘の殺意を認識し、犯行を容認した』との検察側の指摘を否認、無罪を主張している。殺人ほう助などの罪に問われている修も同じく、この日の法廷で瑠奈の殺意や殺害計画に自分たちは気づかなかったと断言した」(司法担当記者)

 その根拠として強調したのが、瑠奈のSM嗜好だ。両親を奴隷のように従え、長らく自宅に引き籠っていた瑠奈は、数年前からSM行為に関心を示すようになり、時折「女王様になりたい」と口にしていた。