札幌の繁華街・すすきのに2023年11月末にオープンした複合商業施設『COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)』。2024年1月31日(水)には2ndオープンを迎え、ますます賑わいを見せています。

今回は、『東急不動産SCマネジメント株式会社』札幌プロジェクト推進課長で『COCONO SUSUKINO』総支配人の志村敦史さんと、『東急不動産株式会社』事業企画グループの今井優希さんに、『COCONO SUSUKINO』の未来予想図を伺いました!

年代がわかる!? 「すすきのの待ち合わせ場所」といえば…?

画像: 東急不動産SCマネジメント株式会社

すすきのの中でも、地下鉄『すすきの駅』改札を出てすぐの場所は、待ち合わせの定番です。かつてその場所を何と呼んでいたかで、年齢が分かるのだとか。

「『ヨーク(マツザカヤ)』地下で待ち合わせね!」と言っていたのであればおよそ40代後半。『ロビンソン(百貨店)』なら30代半ば。『(ススキノ)ラフィラ』であれば20代後半……。

そして今、“COCO地下”という呼び名が広まりつつあります。昼も夜も活気に満ちた場所として、『COCONO SUSUKINO』が新たな待ち合わせ場所になっているのです。

写真映え抜群!“ニッカおじさん”と2ショット写真が撮れるテラス

画像:まちゃー / PIXTA(ピクスタ)

『COCONO SUSUKINO』は、すすきの交差点に位置する施設です。道を挟んだ真向かいには、すすきののシンボル的存在・“ニッカおじさん”(正式には『ローリー卿』)の看板があります。

志村さん・今井さんら開発メンバーは、この絶好のロケーションをどう活用するか議論を重ねたといいます。そして、“ニッカおじさん”を楽しめる場所として、また街に開かれたオープンな憩いの場となってほしいとの想いから、かつての施設では壁だったスペースを、3階と4階にまたがる開放的なテラスに変更しました。

“ニッカおじさん”を同じ目線の高さで見られるようになり、写真映えする新たなスポットとしてSNSでも話題になっています。

「COCONO SUSUKINO」の誕生で街はどう変わった?

画像: 東急不動産SCマネジメント株式会社

以前はすすきのでランチタイム営業をしている店舗が少なかったため、別の場所で食事をするというケースが多くありました。今では、『COCONO SUSUKINO』で気軽にモーニングやランチ、カフェを楽しむことができます。加えて、子ども連れの家族に優しい空間であることも嬉しいポイントの1つ。

また、現在はインバウンドの需要も高まっています。『春節』や『さっぽろ雪まつり』の時期には、多くの海外旅行者が訪れました。今後、海外の旅行客がより気軽に利用できるよう、さまざまな改革をしていきたいとのことです。

さらには、併設のホテルを札幌市民が多く利用していることもこれまでにはなかった特徴。利用者の約50%がインバウンドで、国内利用者は50%。そのうち約10%が札幌市民が利用しているのだそう。「新しい施設に行ってみたい」「非日常を感じたい」という人が多いのかもしれません。

進化し続ける札幌の顔

画像: 東急不動産SCマネジメント株式会社

『COCONO SUSUKINO』には現在約70店舗が入っており、最終的には85店舗になる予定です。残りの店舗もこの春、続々とオープン予定だとか。

さらには、開放的なテラスをオープン・カフェにしたり、縁日を開いたり、『さっぽろ夏まつり』や『さっぽろ雪まつり』と連動したイベントを開催したりと、さまざまなアイデアがあるそうです。

『COCONO SUSUKINO』のさらなる進化が楽しみです!

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株式会社STVラジオ/東急不動産SCマネジメント株式会社
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