●19日に予約開始

 石川県は、能登半島地震を受けた国の観光支援策「北陸応援割」について、第2弾を大型連休明けの5月7日から7月31日までを期間として実施することを決めた。宿泊施設への予約は19日に開始する。26日までの第1弾は予約分も含めて23万人(15日時点)が利用。第2弾は石川の宿泊施設のみが対象で、地震で落ち込んだ観光需要を追加でてこ入れし、早期の復興につなげる。

  ●3〜4月分23万人利用

 3月に始まった北陸応援割のうち、富山、福井、新潟の各県は26日で終了する。

 石川県には第1弾、第2弾の事業費として計50億2千万円の予算が割り振られており、旅館やホテル計401施設が登録。このうち2次避難者を受け入れている約120施設に関しては、4月以降も避難者が滞在する場合に、その人数に応じて予算を追加配分する。

 北陸応援割では、1人1泊2万円を上限に宿泊代金が最大50%引きとなる。石川県によると、3月16日から4月26日までを期間とする第1弾は、登録施設のうち約2割の78施設(16日時点)で予算上限に達し予約の受け付けを停止。市町別では金沢市の36施設が最多で、白山市12施設、加賀市9施設などとなっている。

 石川に比べ予算が少ない富山県は全体の約7割、福井県は約6割の施設で「完売」しているという。第2弾に関しても、旅行会社や宿泊施設に割り当てられた予算がなくなり次第終了となる。