ゴールデンウイーク(GW)を富山県内で過ごした人のUターンラッシュは6日も続いた。東京方面に向かう北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の指定席は35本中32本で満席となり、「はくたか」3本で自由席の乗車率が100%を超えた。

  ●手を振って、帰路に

 富山空港や富山駅は帰省客でにぎわった。空港の出発ロビーでは、帰省客が手を振って家族に別れを告げる光景が見られた。妻の実家がある富山県内で過ごした千葉県の会社員根岸秀光さん(40)は「息子を連れて公園めぐりをしたり、海の幸を味わったりした。ゆっくりと羽を伸ばせた」と話した。

  ●富山で風速24メートル、高山線2本運休

 6日は県内で強い風が吹き、富山市中心部で最大瞬間風速24・1メートル、同市八尾では20・8メートルを記録した。JR高山線は強風の影響でダイヤが乱れ、富山―猪谷駅間で上下線の普通列車計2本が運休した。

 高岡市伏木では、最高気温が26・8度となり、今年最高を記録した。富山地方気象台は、7日明け方まで強風に注意するよう呼び掛けている。