新潟県湯沢町の苗場スキー場(三国)とかぐらスキー場(三俣)を結ぶ「苗場ドラゴンドラ」から望む新緑が見頃を迎えている。多くの観光客が訪れ、空中散歩をしながら自然豊かな景観を満喫している。

 苗場ドラゴンドラはゴンドラとして日本最長の5481メートル。約30分間、上下動を繰り返すゴンドラに乗って山頂に向かう。エメラルドグリーンに輝く二居(ふたい)湖が見どころの一つ。ブナやホオノキなどの木々が沿線に広がり、耳を澄ますと川のせせらぎや野鳥のさえずりも聞こえてくる。

 家族と訪れたさいたま市の会社員男性(62)は「このような長い距離で、アップダウンのあるゴンドラは初めてで面白かった」と話した。

 営業は6月16日まで。料金は往復で中学生以上が2800円。小学生以下が1400円。今年は名前に「辰」「龍」「竜」が入っている人を500円割り引く「ドラゴン割」も実施している。

 問い合わせは苗場スキー場、025(789)4117。
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