福井県は5月22日、県内宿泊客を対象に県のデジタル地域通貨「ふくい はぴコイン」や県産品を抽選で贈る「ふくいdeお得プレゼントキャンペーン」を始めた。7月12日までの平日限定で、約18万人が当たる企画。能登半島地震の影響で宿泊客の落ち込みが大きかった民宿は支援を手厚くし、土日も対象に含める。

 ゴールデンウイーク(GW)後の観光需要喚起策の一環。「北陸新幹線県内開業による勢いを持続したい」(杉本達治知事)との狙いで、県単独事業として約2億円をかけて行う。対象となるのは県内のホテルや旅館など310施設で、このうち民宿は213施設。

 宿泊客にはチェックイン時に抽選カードが渡され、その場で結果が分かる。特賞ははぴコイン1万円分(500人)、1〜5等は越前焼や越前漆器、越前そばなどの県産品がプレゼントされる。おおむね2人に1人の割合で当たるという。

 民宿宿泊の場合は土日も抽選でき、外れても記念品がもらえる。対象の宿泊施設やプレゼント内容は同キャンペーンのウェブサイトで紹介している。
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